メッセージ | 赤西登記測量事務所

10年前の夢が今実現されて
いますか？

　二十歳代後半に従姉妹より自己啓発の「気づきのセミナー」を受けないかとの誘いがあり、面白そうだったので受講することにしました。セミナーは毎日毎日がとても刺激的で、二人ペアになって向かい合わせで座り、手を軽く触れ合い、相手が私の子供のころに遡る質問をして行くと段々と自分の手が痛くなって来て、そのうち身体全身が痺れてき、息もしにくくなってきました。自分を振り返えるゲームにより大事に大事に育てられた事を思い浮かべている内に興奮して酸欠状態になってしまいました。
ゲームが終わりそれぞれ感想を言い合い、ベット・ミドラーの「ザ・ローズ」が流れてきました。他にも松山千春の「大空と大地の中で」も流れていました。
　自分が思い描く１０年後の夢が叶っているかどうかの見分け方も教えていただきました。10年後の自分を知る方法として10年前の自分を思い出して見る事。10年前の夢が今実現されていますか？もし10年前も今もなにも変化がないのなら、10年後もきっと同じだと言われました。10年後の夢を実現させたいのなら、今行動を（変化を）起こさないと実現しない、と言われました。
セミナー受講時、中国残留孤児の方々が日本に帰って来られ親兄弟と再開された新聞を読み自分の事のように、「よかったな」「よかった」と涙を流したことや、セミナーが終り、信号機のない交差点にて互いの車が譲り合った時などは思わず降りて相手の運転手を抱きしめたい衝動に駆られました。これぐらいすごいセミナーでしたので、続きをすぐに申し込みました。

今の世界への転機

次のセミナーでは自分の中にあるダイヤモンド探しでした。ゲーム以外で印象に残っているのは、年配のご婦人が一人で歩いてアメリカ大陸を横断した話です。横断を終えた後の記者会見で、「何日目ぐらいが一番しんどかったですか」との質問に対して、ご婦人は「最初から最後まで辛く感じた日はなかった」と言われたそうです。「ただ、計画をして最初の一歩を踏み出すまでが一番苦しく勇気がいった」と言われたそうです。このような話の後に今回は「ロッキーのテーマ曲」が流れました。ジェットコースターのように受講生の気持ちが上がったり下ったりしながら「イマジン」の曲がかかり、トレーナーが「想像してごらん　天国なんて無いんだと・・」と朗読した歌詞がなぜか心にずしりと刺さってきたのを覚えています。セミナー後半になり、一人ずつ自分の中にあるダイヤモンドを見つけては受講生全員にエンロールしていきます。

　「私は慈愛溢れる女性です」「私は勇気ある男です」等々次々に自分の中のダイヤモンドを発表していく中で、私も心の扉を開いたのですが中は何にも入ってなく、空っぽでした。いままであんなに気づきがあったのにととてもショックでしたが、その気持ちをみんなに伝えたところ、トレーナーから「あほやな～」と言われてしまいした。その瞬間「私は救いようがないアホです。」との言葉が降りてきて、これが私のダイヤモンドですとみんなにエンロールしたところ承認されました。トレーナーから、ダイヤモンドは自分との契約で今後一生付き合うものだからポジティブな言葉にしたらとも言われたのですが、頭で考えたのではなく、自分にとってこの言葉がとても府に落ちました。そして身体がとても軽くなりました。いままで肩肘張って生きていたのが素のままの自分を受け入れた瞬間だったと思います。

三度目のセミナーＧＡＰコースも受講しました。このコースでの体験は二人一組になって自分の夢を語り合いました。受講前に土地家屋調査士試験にも合格していたので、登記測量事務所の開業を考えていたので、開業したい旨並びに５年後にはどうなっていたいのかをお話ししたのですが、相手からＯＫのフィードバックをいただけません。
何日かしてまた同じように自分の夢を語り合うゲームがあり、前回と同じ人と語り合いますが何故かエンロールできません。
家に帰って、なんで？なにが？とセミナーを思い返している内に、自分は姫路のまちの嫌いなところばかりを見ていたことに気付きました。姫路のいいところを見よう、いいところがないなら、自分の子供や孫のためにもっともっといいまちにしていこうと考えるようになり、これから開業しようとしている事務所はまちづくりの基礎を担う登記測量事務所なので、未来を担う子供たちのために業務を通じ子や孫が住みよいまちになるよう少しでもお役に立てればとの思いを次回のゲームで話したところ、ＯＫをいただきました。このとき気づいた気持ちを大切にして日々仕事に取り組んできました。